Welcome to Life Aquatic


日本に住んでいた頃からお仕事の休みを頂いては旅行に出かけていました。
帰ってきたらまた次の旅行の計画。旅行をしながらその先々で働けないものか?

海が好き、暖かい場所が好き、そんな国を転々としながら働ける仕事ってなんだろう?
ふと、ダイビングのインストラクター、という提案が浮かびました。
2001年8月に日本を出発してから長期在住型の旅をしています。
トルコから始まり、ヨーロッパに入り、アメリカに飛んでメキシコ、ベリース、グアテマラ、
そしてホンジュラスへ カリブ海の小さな島に約4年ほど過ごし、その後東南アジアを点々とし2006年5月にモルディブへ

モルディブや東南アジア周辺と時々ヨーロッパを行ったり来たり。

こうして皆さんと繋がり海の美しさ素晴らしさを伝えることができ
自然を守るというお役に立ちたいと思っています。

アプリからの更新が楽な為、只今はこちらのブログ
  - 海へ…LifeAquatic (marikagaya.com) とアメーバで更新中です。サイドバーのツイッターから飛べます。

各地でのフリーダイビングの講習も|インスタグラム @lifeaquaticmarikagaya にて|受け付けています。

ありがとうございます。

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2014年12月15日月曜日

サンゴ礁について

モルディブは細長〜くサンゴ礁に囲まれた島が連なって出来ている環礁です。
トロピカルな島ですので珊瑚がそこらじゅうにあります。

タイマイとテーブル珊瑚
珊瑚については、最近日本でも小笠原諸島にて珊瑚の密猟がありましたのでみなさんの記憶にあるのではないかと思いますが。
さて、この珊瑚は一体何で出来ているのでしょうか?
一見岩のようにも植物のようにも見える珊瑚、実は動物です。
イソギンチャクもその仲間に入ります。
モルディビアンアネモネフィッシュとイソギンチャク
ポリブ(Polyp) と呼ばれるものが連なってコロニーを形成しています。
ただ、正確に言うと動物であり植物でありミネラルでもあると言った生き物です。
珊瑚虫の体内に褐虫藻と言われる植物が住んでいてこれが光合成をして酸素や栄養分を作っています。
そしてこの褐虫藻が珊瑚の色になっています。
この周りに住む魚の栄養分にもなっています。
ポリプの周りには触手がありこれがプランクトンなどを捕まえて食べています。
これはサンゴが育つためのタンパク質になっています。
健康な珊瑚
この珊瑚はとてもデリケート、水温が22度くらいから29度くらいまでの綺麗な海にしか育ちません。
そして太陽が届く浅い水域に生息しています。
だいたい40メートルくらいまではありますがほとんどの珊瑚はもっと浅い
15−20メートルくらいまででしょうか。

水温が上がるとストレスによって褐虫藻が珊瑚から抜け出してしまいます。
褐虫藻が珊瑚の色を作っているのでその色が抜けた状態、これがサンゴの白化現象です。

この状態が長く続くと珊瑚は生きていくことができません、
だいたい2週間までは持ちこたえられるそうです。

この珊瑚は地球上の海の0.1%のエリアにしか存在していません。

でも海の生物の約25%がこのサンゴ礁で暮らしています。

サンゴ礁に群れる魚たち

そしてほとんどの珊瑚は年に1センチからから3センチくらいしか成長しないんです。
ここモルディブの島はこれらの珊瑚によって守られています。

綺麗な海はサンゴを育てそしてサンゴ礁はそこに住む生物にとっての森、もしくはジャングルのような存在です。
こんな珊瑚もいます

時々それを知らない旅行者が珊瑚の上を歩いている光景を目にします。


珊瑚がない国から来た、もしくは見たことのない方はそれがどういうものなのか知らないため無造作に触ったり踏みつけてしまいます。

なので、そんな素敵な珊瑚を守るために海に入るとき、細心の注意を払いましょう。

ハウスリーフの珊瑚が壊されてしまわないようにチャンネル
(サンゴを排除して出入りできる道のようなもの)
に目印をつけてみなさんにわかりやすくしています。

そうしないと色々な場所から出入りして浅瀬の珊瑚が傷ついてしまうからです。

それに珊瑚も壊れますが自分も怪我を負ってしまいます。

安全に楽しくスノーケルしてもらうためにはこのチャンネルから出入りするようにしましょう。

そして、実は日焼け止めクリームは珊瑚を殺してしまいます。

 もし日焼け止めを使うなら天然成分のものがいいと思います。

それかラッシュガードなどを着ていれば、何度も日焼け止めローションを塗りなおさなくてもいいし、クラゲやプランクトンにかぶれることも防げますね。

普段から肌に充分水分を潤わせていると日焼けも防げます、
アロエのジェルやローションは日焼けの肌を素早く回復させますのでお薦めです。


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