Welcome to Life Aquatic


日本に住んでいた頃からお仕事の休みを頂いては旅行に出かけていました。
帰ってきたらまた次の旅行の計画。旅行をしながらその先々で働けないものか?

海が好き、暖かい場所が好き、そんな国を転々としながら働ける仕事ってなんだろう?
ふと、ダイビングのインストラクター、という提案が浮かびました。
2001年8月に日本を出発してから長期在住型の旅をしています。
トルコから始まり、ヨーロッパに入り、アメリカに飛んでメキシコ、ベリース、グアテマラ、
そしてホンジュラスへ カリブ海の小さな島に約4年ほど過ごし、その後東南アジアを点々とし2006年5月にモルディブへ

モルディブや東南アジア周辺と時々ヨーロッパを行ったり来たり。

こうして皆さんと繋がり海の美しさ素晴らしさを伝えることができ
自然を守るというお役に立ちたいと思っています。

アプリからの更新が楽な為、只今はこちらのブログ
  - 海へ…LifeAquatic (marikagaya.com) とアメーバで更新中です。サイドバーのツイッターから飛べます。

各地でのフリーダイビングの講習も|インスタグラム @lifeaquaticmarikagaya にて|受け付けています。

ありがとうございます。

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2011年10月17日月曜日

リゾートで働いて思う事

、、、と言うか海の近くで働き、生活していると環境の事が前に日本に居た時よりも身近に感じます。
コレは昔は自然と接する仕事をしていなかったからなんでしょうが、
そして習慣の違いや環境の違いで起きる勘違い、無知。

この環礁はとても大きくて深いので珊瑚がとても生き生きしています。
そしてここに来て気づいたのは日差しがとても強いので晴れてる時は30mでも色が確認出来ます。赤やオレンジがほぼそのままわかります。
だから深くても珊瑚がたくさんあります。

ここのリゾートではエイの餌付けなどはしていません。
コレは環境破壊を防ぐのでいい事だと思っています。

それにまず、エイがあまりこの辺に居ないのとエイの種類が違います。
マダラトビエイやモビュラが多くスティングレイはほとんど見かけません。
これはきっとその環境なんだと思います。
でも、他のリゾートの餌付けの話を知ったGMが、ゲストが喜ぶんだったらここでもやってみよう、と言うのです。

まだ実際決まっているわけではないですが、もしそうなったら餌付けの時間にその周りで泳ぎだすゲストがでて来て絶対怪我をする可能性が増えると思うんです。
餌付けをすると魚が攻撃的にスノーケラーに寄って来たりします。

後、時々ヨーロピアンや中国人が白くなった珊瑚を拾って部屋に持ち帰っていたりもします。
貝殻や珊瑚、砂の持ち出しはこの国では禁止なので見つかった場合は最高で2000ドルの罰金 が課せられるそうです。
いくら死んだ珊瑚でも海の中にあったらその上にいろんな生物が生えて来ます。
新しい生物のベースになります。

先日は水中カメラをレンタルしたドイツ人の写真をCDに焼いていたら、大きな生きているテーブル珊瑚にフィンを履いたまま立っている写真があったりして、スタッフ皆でコレは!!!注意しなければ!!!と話し合っていたのですが彼らは英語がわからない。。。
ドイツ語が話せるスタッフが注意してくれたかは定かではない。。。
でもこんな写真を撮るくらいですからいけない事とは思っていないんですよね。
同じ事が中国人にも言えるんです。

でも、コレは自分の国に珊瑚が無いから知らないのでしょう、珊瑚がどのくらい海の生物に大切なものなのかを知らないからなのだと思います。
そして疲れて立たなくてはいけないほどの水泳力ならば、ライフジャケットをつけてほしい。
モルディブに来る日本人はこの辺は知っているようですが、カリブ海に居た時は珊瑚礁をずかずかサンダルで歩いて居る旅行者を見かけた事があり、波で転んで傷だらけの足になっていたりしました。

珊瑚と岩の区別がつかないと言う事もあるのかもしれませんが、、、
岩であれ生物が育っていて、ましてや猛毒なオコゼなどが隠れているので、とってもハラハラします。

この国の漁師もそうです。
時々ダイブサイトで漁船が大きな網を張って魚を根こそぎ捕って行きます。
そのとき網に引っかかった珊瑚は見事に壊されています。

でも、きっとそれが最終的にはどうなるのか知らないからなのだと思います。
とりあえずお金になるので気にしていられないのかもしれません。

環境にいい方法でリゾートを経営するときっと儲からないんだろうな。
食材はほとんど輸入で、ガソリンや燃料も輸入、水は海水を濾過して作って発電も
それぞれの島で、、、ゴミは増える一方だし燃やしたらそれまた環境汚染。
ここでは枯れ葉や剪定された枝などは穴を掘って埋めています。
ゴミを海に流すなんてとんでもないけど、ボートからこぼれ落ちちゃったか風で吹き飛ばされたんだろう大きな黒いビニール袋がプカプカ海に浮いているのを見ることがあります。

インドネシアに居た時もゴミはとっても多かった。
ダイビング中に潮流に乗ってゴミが流されてしかも浮いていると言うよりも落ちてくる!

ビニール袋は150年、漁師の網は600年、煙草のフィルターは400年、野菜などは8週間、タイヤなどのゴムやガラスは永久に自然に帰らないそうです。

とりあえず私が出来る事はダイビング中に見つけたゴミは拾い、珊瑚は絶対に蹴らない様にして、蹴りそうなダイバーに注意して、、、ここに来る人に海の大切さをわかってもらう事、かな?

2 件のコメント:

  1. やっぱり自然と密に接しているからなんでしょうね。
    都会にいる僕等は言葉では理解していても、どこか他人事のように感じてしまっています。
    こういう記事を読んで自分も少しでも力になれたらと思っています。
    まずは地域のゴミ拾いにでも参加してみます。

    日本ではある意味環境なのでしょうが、放射能汚染の現状が露呈してきていますよ…

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  2. 日本の放射能汚染はとても深刻だと思うんですが、日本の技術で何とかならないんでしょうかね?
    こんなとき日本凄いねって言うような、さすがって言う事、出来ないんでしょうか?

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